ファッションブランド「Sputnik 1985」の創立者である32歳のSergei Pakhotinは、欧米でのロシアンファッションの復活には政治情勢が関係している可能性があると話す。「以前は皆中国語を勉強したがっていたが、今じゃロシア語を習おうとしている」とモスクワのオシャレなダウンタウンにあるショッピングストリートに構えた「Sputnik」の店舗で冗談交じりに語った。
ポクロフカ通りからは見えないショップやバーが立ち並ぶ中庭に面しているにもかかわらず「Sputnik」は、ネットでブランドについて聞いた多くの外国人が訪れる。
同ブランドの服は旧ソビエトのイメージをフィーチャーし、時折パンクテイストを織り交ぜている。白鳥の湖のバレリーナのイメージと1991という数字が描かれたTシャツは1500ルーブル(約2800円)で販売されている。このイメージは、クーデター未遂事件があった年に、このバレエがテレビで繰り返し放映されたことが由来する。また、「Ai dont laik yu」というフレーズがキリル文字でつづられたバッジは300ルーブル(約570円)で売られている。
Pakhotinのデザインには放射線のシンボルもフィーチャーされている。彼が育ったベラルーシ西部は、1986年にチェルノブイリ原子力発電所で起こった事故による被害があった。